U.S. Army:退役した将軍 大統領自由勲章を受章

The Presidential Medal of Freedom Ceremony Military News
Photo from U.S. Army official Web Site

このポストは以下のページを
翻訳したものです。
“Retired general receives Presidential Medal of Freedom”
By Sean Kimmons, Army News Service March 11,2020

https://www.army.mil/article/233682/retired_general_receives_presidential_medal_of_freedom

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陸軍副参謀長を努めた
元大将が大統領自由勲章
を受勲した。

2020年3月10日、
ホワイトハウスの式典
での受章である。

ジャック・キーン氏は
1966年から2003年
まで、陸軍に奉職した。

ベトナム戦争では
空挺隊員を務め、
叙勲を受けている。

9月11日、ジェット機が突入
した時には、ペンタゴンでの
勤務に当たっていた。

後に責任ある立場として
アフガニスタンとイラクでの
戦いの支援の任に就いた。

現在はフォックス・ニュースで
上級戦略分析担当者として勤務
している。

***

トランプ大統領は彼を

“勇気ある戦士、そして
恐れをしらぬ愛国者”

と呼ぶ。

また国家安全保証の専門家の
ヘンリー・キッシンジャー氏も
元大将を”国家の宝”と評した
事がある。

大統領はこうも語った。

“ジャック・キーンは
先見性がある素晴らしい
戦略家であり、
アメリカの英雄だ。

将軍、貴方は我が軍の長い
歴史において最も優れ、
そして最もその身を捧げた
戦士の一人として記憶される。”

大統領自由勲章は文官に
おいては最高位のものだ。

それは、合衆国の安全保障や
国益に対する類い希なる功績
があった者に授与される。

また、世界の平和や文化、
その他公共や民間の特筆
すべき発展に貢献した
場合などにも与えられる
ものである。

***

キーン氏についての伝記に
よると彼は奉職最後の四年間、
陸軍副参謀総長として120の
国々に展開する150万人の兵士
や民間人を指揮したという。

そのための予算は年間
一千百億ドルであった。

陸軍奉職時にキーン氏が
受けた勲章や記章などを
一部紹介しよう。

•二つの国防特別功績勲章
•五つの功績軍団章
•銀星章
•銅星章
•三度のベトナム従軍章
•歩兵戦闘参加記章
•最優秀空挺隊員記章
•レンジャータブ

Jack Kean, the former four-star general

Photo from U.S. Army official Web Site

***

キーン氏は陸軍を退役後に
度々イラクとアフガニスタンを
訪問した。国防関係の高官に
会うためである。
二つの国が激動のさなかにある
中での事だ。

現在彼は戦争に関して研究する
機関の取締役会の議長を務めて
いる。

機関自身の説明によると、
そこは中立なシンクタンクで
アメリカ軍の作戦行動や脅威
への対応を改善するために
活動をしているという。

***

77歳になるキーン氏は、

“本当に名誉な事です”

と受勲について語った。

ホワイトハウスで友人や家族、
そして軍の幹部に囲まれての
受勲であった。

彼は続けて語る。
氏の経歴は人生においても
大きなことだった、二つの
出来事により形成されて
来たのだという。

その出来事の一つ目はベトナム
での近接戦闘体験だ。
そこでは彼と隊員達は、
常に死と隣り合わせという
状況に在った。

“それにも関わらず、
私は真に理解しました。
命の価値についてです。

人の人生の価値についてですね。

いつくしみ、守っていくべき
ものです。

その経験によって私は悟りました。

隊員にとって最も大切なのは、
適切な準備をして必要なスキルを
身に付けること、そして闘い抜く
ことに見合うだけの十分な意志
を持つことです。”

***

9月11日にペンタゴンで
陸軍の仲間達85人を失った
という出来事もまた、彼を駆
り立てた出来事であった。

トランプ大統領はこう語る。

“彼は煙やがれきのなかを
駆け回り負傷者を避難させ、
命を救った。

病院へ見舞いに行き、
犠牲となった志士達の
葬儀に幾度も参列した。”

事件二日後にキーン氏は
グラウンド・ゼロを訪れている。
ワールド・トレード・センターが
在った場所だ。

現場となったマンハッタンは
彼が成長した場所だ。

キーン氏は語る。

“個人的な事だったが、
私は怒りを覚えた。”

***

陸軍退官後も彼は外交政策や
国家の安全保障に関わって行く
という。
9月11日の様な攻撃が
二度と発生しないように
するためだ。

“動機は単純明快。

私は何でもやりますよ、
どんなに小さな事でもね。

アメリカと、そしてアメリカ
の人々の安全を確保するため
にやるのです。”

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